父の介護

2010年6月8日

6月8日の日記
遠距離介護をし始めて、かれこれ一年以上たったかしら。
一人住まいの父だから、時々見に行っていたのですが、最近は食事(お惣菜)を総て宅配したり、父の衣類も全部用意してもって行ったり、やる事が少しずつ増えてきています。
とても厳しかった父が、最近は私の言う事を素直に聞いてくれます。
今までだったら、こんなことを言ったら鬼のような顔をして怒ったな・・・
母が生きていたらびっくりしただろうな・・・なんて思う事がしばしば。
それでも、私のことは心配らしく、「え?大阪か? 大丈夫か?」とか「札幌? それは大変だな」とか、いつも私の身体を心配してくれます。
本当に親ほど心配してくれる人ってこの世にいないですね。
それに私が作ったお惣菜を、「自分の家に持って返って食べなさい」と言います。
「私が作ったのよ、重い思いをして持ってくの嫌だから食べてよ」と言うと
「そう言っても年を取るとあんまり食べられないんだ」と。
そうか、親が強かったときって、頭に来ることが沢山あったけど、それって責任が全部親にあったんだ。
なんて今頃改めて意識しました。
親って当たり前に自分の前にはだかっていたけど、親が年を取らないと分からない事って、いっぱいあったんだ。
片方でも親が生きている内に気がついてよかった・・・。
今は父を看られることが、とても幸せに感じます。
総て視点(見方)を変えると、大変な事も幸せに感じますね。
本当にありがたい、ありがたい、ことです。

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