日本の心

2010年12月8日

生きていく上で一番辛いことは、役に立たない人間になった時ではないでしょうか。認めてもらいたいという気持ちが満たされるときは、他者から感謝されたり、気持ちをわかってもらえた時でしょう。だから、誰もが誰かの役に立っている時に、自分の存在価値を見出すことができると言っても過言ではないでしょう。
それには努力と反省が欠かせません。努力をして、方向性が合っていたのか? 本当に望まれていることに応えられたのか?など考えて方向を正したりするために必要なことが反省です。努力は「ひたすらに」という言葉が一番ピンとくるかもしれません。
努力を途中でやめてしまう時は、結果が見えないとき、他者に認められないときなどがほとんどではないでしょうか。努力と反省を繰り返していると、自然と謙虚にもなれますね。
和歌
明治天皇御製 
7日 さまざまのうきふしを徑へ呉竹のよにすぐれたる人とこそなれ
   (努力なくして成功はありません)
昭建皇太后御歌
8日 日にみたび身をかへりみし古の人のこころにならひてしがな
   (常に自らを反省した昔の人に習いたいものです)

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