言葉

2010年12月17日

言葉を大切にすることは、そのまま人間関係をよくすることにつながります。言葉には言霊があります。口から出た言葉が、そのまま相手の心を刺し殺してしまう事もあります。また、死にたいと思っていた人の心に、勇気と望を与えて復活させることも出来ましょう。
言葉は思ったまま口にするよりも、その言葉を受け取った人の気持ちを考えて発する方が、思いやりがある行為といえます。心がいつも清らかで明るくても、使う言葉が乱暴であったら、周囲からは清らかとは思っていただけません。言葉はその人の品位を表すというのは、マイフェアレディの映画でも良く分かります。品位を上げ、人様の気持ちをかき乱さないためにも、言葉は選び、いつも美しい言葉を使う癖をつけましょう。
和歌
明治天皇御製
17日 さしのぼる朝日のごとくさはやかにもたまほしきはこころなりけり
     (こころはいつも清く明るくもちましょう)
昭建皇太后御歌
18日 すぎたるは及ばざりけりかりそめの言葉もあだにちらさざらなむ
     (言葉づかいに気をつけましょう)

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