魂(心・精神)その1 (大和魂・大和心)

2014年10月31日

魂とは何なんでしょうか? 肉体とは違うものということは誰もが分かっています。でも、武士道はこの魂の部分に焦点を当てています。大和心・武士道、大和魂という人もいます。日本人の生き方、大和民族の生き方です。その根幹にあるは、死んだ時に肉体と一緒に消滅してしまうものなのでしょうか。

ここの部分について話し合うと揉めてしまうことから避けてきているように思えてなりません。本当は、この部分に焦点を当てて、科学者も医者も含めて大いに論議する必要があると思うのです。

私は、魂は死んでもなくならないと思います。なくなる程度のものなら、葬儀も不要ですし供養も30回忌までする必要などないからです。言い伝え、しきたり、となっているイベント(葬儀、通夜、供養、法事、喪中…)は、言い伝えとなった意義、理由があるはずだと思います。

私たちが業者が記載した消費期限で食べ物の腐敗をはかり始めてから、腐っているかどうかを自分で見分けられなくなった若者が増えました。それが日を重ねていったら、きっと腐ったものを自分で見分けられると言っても誰も信じなくなるでしょう。それと同じだと思うのです。

つまり、文明の発達とともに失ってきた本能の部分を加味してからしか判断できないはずです。その時代に合わせて、その時代の人になりきって考えなけてば、神話もおとぎ話といって片付けていては、誤った判断をしてしまうようで恐ろしく感じます。

魂にとって肉体は車と同じであったとしたら? その車にどのように乗るのか、どのように扱うのか、それによって車の燃費も寿命も見てくれも全てが違ってきます。もちろん下取りに出す時の売却金額も大きく差が出るでしょう。

それと同じで人間の肉体も、扱い方次第で年の取り方も若さもすべて違ってしまうではないですか。運転手が魂であり、車が肉体だと考えたら? 魂は肉体とは別物なのだという想定が十分たてられるのではないでしょうか。

続く

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