女の子の男言葉

2010年7月28日

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『私も一言物申す』 世の中に一言!! 一言私にも言わせて(^。^)
第八回目のテーマは「女の子の男言葉」
最近女の子の男言葉が耳につくようになりました。
オカマ言葉もあるから、その反対が流行っても仕方ないのかもしれませんが、日本語の持つ素晴らしさを改めて考えて欲しいと切実に思いました。
バスに乗っていて、可愛い感じの親子(2~30代の母と2~3歳の娘)が乗ってきて、私の座席の後ろに座りました。
その小さい女の子は全く声が出ていませんでした。
話せないのではなく、話さないのです。
だから、母親の声しか聞こえてきません。
「何やってんだよ、お前。わざとだろう」
「・・・」
「やめろよ、やめとって言ってんのがわかんねぇのか? 馬鹿野郎!」
「・・・」
「ふざけるなよ、いい加減にしろって言ってんだろう!」
「・・・」
「なぐるぞ!!やめろ!!」
どうしても気になり脇から“ちょっと見”をしました。
女の子が何かを食べていて、もちろん母親にもらったものでしょうが、
その食べ物によって手が汚れていたようです。
バスが揺れるから、身を支えるために母親につかまってバランスをとっていたようです。
この言葉が何故発せられていたのか、意味がやっと分かりました。
それにしても、これが母親の言葉であり、またそれを女の子に使っている言葉であるというところに悲しさを覚えました。
この可愛い女の子も何年か後には、こういった男言葉で話すのだろうか?
その前に、いじめられないといいけど・・・
イジメに遭っている子の多くが、親の憂さ晴らしの対象に親ですら無意識の内ですが、されています。
この子が将来、幸せになるためには母親から愛されているという確信が必要です。
これで愛されていると確信をもって成長できるでしょうか?
子どもの教室や育児セミナーの講師をしている私は心配になってしまいました。
親達が求めているものは、子どもの言葉遣いを正しくしたいということは上位に上がります。
まず親からなのかしら?
素敵な話し方をなさる親御さんもいらっしゃるのに、この差はどこからなのでしょう。

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