非礼「蛤の変」

2010年12月4日

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非礼「蛤の変」で臨時国会が終わったとニュースに出ていました。皇室に対する非礼問題です。民主党は皇室に対して反感を持っている人の集まりなのでしょうか?それにしては前原さんなどは保守派をうたっていると聞きますが・・・
もし蛤さんが中国の胡錦濤さんを相手に非礼な態度をとってこれだけ問題になっていたら、管総理大臣は今のような態度をとっているでしょうか?相手が皇室だったから? と取れるような態度はいかがなものでしょうか。誰に対しても無礼非礼をしないように心がけるのが人としての振る舞いであり責任です。
礼を守り節度ある振る舞いをしていれば、たとえ相手がどのように立派な、大切な、重要な、目上であっても目下の相手であっても何も問題は起きません。だからこそ、武士道精神が必要であると私は唱えているのです。非礼をするのは、相手を見下し、傲慢になっている証です。自分の役職に酔ってしまい、人間としての正しい行いに対する意識が足りないからであり、根本的な「禽獣との違い」を理解していないことが原因でしょう。
蛤さんがもし、自分の発言が本心でなく、つい口からポロリと出てしまったと言うのであっても、反省すべき点は「謙虚さがない」ということです。また意識して言ったのなら、逃げずに責任を取った方が潔く気持ちがいいですね。
政治家は日本の国民をリードする立場なのですし、国民に生き方のお手本を見せる必要があります。傲慢になるのは政治家を『選ばれた人』の解釈を曲解しているからだと思います。政治家が選ばれた人なのは『私は国民のために私信を捨てて公に生き、国民の手本となる行いをし、国に益をもたらします』と言ったからでしょう。細かい内容は違うにしても、究極的にはこういうことを公約したということです。
それを、自分が立派だから選ばれたと頓珍漢な勘違いをしていたら、四六時中大騒動を起こします。国民に選んで頂いたことに感謝をしていたら、このような恥ずかしい行いで、進退問題を起こしたりはしないはずです。今、蛤さんにとって大切なことは政治家として失脚したくないということではないでしょうか。だから責任を取れないのではないかと思います。もし失脚したくないと思うなら、尚の事、心の底から謙虚になることです。礼をわきまえ、他者を思いやる気持ちを育てることでしょう。それが、我と我が身を守ることになるのですから。
これで分かるように、武士道を身につけて他者に配慮することは、自分の身を守るとになるのです。科学者や物理学者が、研究を深めるにつれて、だんだんと心の在り方のところにたどり着くというのが、それを決定づけていると思います。佐治晴夫先生、佐藤勝彦先生の対談の共著にもありました。
『お金をあげたり、お腹が減っている人にパンをあげたりするのは、「私があなたのためにしてあげる」というのではなくて、この行為によって、私自身が安心するというか、幸せになれる。これが人間の本当の幸せなのかなと。そんなことを考えたりしました。』という佐治先生の言葉です。
蛤さんも、皇室に吐いた暴言は「暴言によって蛤さん自身が周囲からの嘲笑を受けた」ということでした。行いをただし、誰の事も否定せず、避難せず、良い行いを淡々と粛々を続けることが、身を守ることにもつながるということが、ここで改めて実証されました。やはり、今のご時世だからこそ武士道は必要です。
早く学校教育に道徳を取り入れてほしいですね。

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