NPO法人武士道協会

組織案内

会長挨拶

茶の道は武士道と重なり合う。

「人は二人以上になると傷つけあうことがしばしば起こる。それを防ぐのが心の和である」と、千利休が一盌の茶をもって戦国の武将達に説いた『和敬清寂』という茶道の教え精神こそ、武士道にふさわしい理念であります。

茶室で同席するものは互いに敬い合い差別や区別は一切許されないが故に反目や憎しみはうせ、和らぎの道へと進みます。

世界中の人々がこのような場をつくり、心から打ち解け合う努力をすれば、より平和が近いものになるのではないだろうか。

茶道を通じて平和外交を続けてきた私の思いが、武士道協会という組織として形になりました。

初代理事長挨拶

武士道は道徳観念・
日本人固有の精神の一つです

最近の日本社会の世情を見ると、国民すべてが自分本位の生活に甘んじ、公共精神、自己責任が失われているように思われます。日本人の倫理・道徳観の希薄化、人間関係の崩壊...。こういったことが根本的な原因と考えられないでしょうか。

武士道は、日本の風土に根ざし、古の時代より育まれてきた自然崇拝的価値観に、仏教・儒教の思想が融合して大和心の基礎が確立され、それが様々な価値観・思想を習合して、武士階層の勇武と名誉の規範として発達してきたものと言われています。

この日本固有の精神である「武士道」を通し、若い人たちに、「思いやりの心、自己犠牲の精神」というものを、理解し、自覚してもらいたい・・・このような願いを込め、この武士道協会を設立致しました。
多くの方々の協力を仰ぎ、広くこの武士道精神を伝えるため、国民運動として力強く展開していきたいと思います。
皆さんのご入会を心よりお待ち致しております。


初代武士道協会理事長
故 塩川正十郎 (享年93歳)
1921年(大正10年)10月13日 - 2015年(平成27年)9月19日
小泉内閣発足時より財務相を務めた自民党で要職を歴任した元衆議院議員。「塩爺」の愛称で親しまれました。

三代理事長挨拶

武は破邪顕正の剣なり

NPO武士道協会は、2007年12月に、本多百代さんの「武士道をもって、世界平和の実現に寄与する」という高邁な理想に共感して頂いた、「一盌(いちわん)からピースフルネスを」の理念のもとに、日本・国連親善大使として、御年97歳でありながら、今なおお元気で、世界中で活動されている茶道裏千家千玄室大宗匠に会長を、そして運輸大臣、文部大臣、内閣官房長官、自治大臣・国家公安委員長、財務大臣などを歴任し”塩爺”の愛称で、全国民に親しまれた塩川正十郎氏に初代理事長を、お引き受け賜り、創設されました。これも偏に、武士道に熱い想いを持って下さり、ご尽力を頂いた津田佐兵衛、江口克彦、安岡正泰、山谷えり子、宇都隆史、田中成明などの諸先生方のお蔭です。そして、地方政界、思想界、宗教界、実業界、武道界など各界の気鋭の方々が、そして何より高潔の志を抱いた多くの市井の方々が参集して下さり、活動して来ました。

この14年間に、いくつかの地方本部もでき、研究会や講演会、会員向け武士道雑誌の発行などの諸活動を行ってきました。しかし、塩川先生が2015年に亡くなられ、その後、サムライたちの高貴な精神性を映画で描いた俳優榎木孝明氏が二代目理事長を引き継がれ、そして、この度、私が、ご縁を頂いて、三代目の理事長をお引き受けいたしました。

藤谷護人(フジタニモリヒト)と申します。私は、塩川先生や榎木さんに比べれば、無名の一弁護士です。ただ、合氣道を31年間鍛錬探求し続けており、東京御徒町にて、絆・勝稲和合塾道場塾長師範を務めております。合氣道は、開祖植芝盛平翁が示された「合氣道の精神」「合氣とは愛なり、万有愛護の大精神に基づき、自己の使命を完遂することが武の道である。自己に打ち克ち、絶対に相手方を傷付けない、そして敵そのものを無くする絶対的自己完成の道である。」という心法に基づく武道です。人類の歴史の中で、万国共通の法として認められている「正当防衛としての有形力の行使」さえ禁じる武道なのです。未だ、厳しく、深遠な探求の道半ばの私ですが、本多さんからの強ってのご依頼をお受けした次第です。

武士道協会の現状は、大変に厳しいです。福岡から、本多さんと共に、武士道協会を力強く牽引して下さっていた立山雄二さんが昨年3月に急逝され、本多さんも諸事情により、現在活動不全の状態です。そこにコロナ禍が収まらず、会員間のコミュニケーションも儘ならない状況です。しかし、14年前に掲げた「武士道をもって世界平和を実現する」という理想の灯は、地表がどんなに厚い雲に覆われたとしても、高い空に燦然と輝く恒星のように、紛れもない「真実」です。

武士道は、平安末期から、出現した武装集団から、鎌倉、室町、戦国、そして江戸時代と続いた武家社会の中で、生み出された我が国固有の倫理観であると整理されることが多いようです。葉隠や新渡戸稲造のBUSHIDOも同調です。しかし、わが国の「武」が、古事記に記録されている神代の時代の神々の武に起源することを、武道の達人たちは異口同音に言及しています。

この神代の時代は、紀元前1万4千年~紀元前1千年の縄文時代に続く、紀元前1千年~紀元後7百年頃の弥生時代と重なります。ところで、近時の考古学の所見によれば、縄文時代の墳墓に葬られていた人骨には武器による傷跡が一切ないのに、弥生時代になって、武器による傷跡のある人骨が発掘されている、という報告がなされています。

稲作の普及により定住化と富の偏在が発生し、青銅製の矛や剣が輸入製造され、ここに武器を用いて、他人や他集団を殺戮し覇権を唱えるという武の歴史が始まったと考えられます。これが神代の時代で武道の始まりだというのは、もしかしたら歴史的なアイロニィなのかも知れません。しかし、剣が両刃であり、片刃は(自分の心の内に対する)破邪、片刃は(外に対する)顕正を表すと古事記においても記されており、ここに、破邪を忘れた刃は顕正の刃足りえず、単なる邪悪な武力に過ぎない、ゆえに武は、破邪顕正という心法の下に存在しなければならない、という武道の起源が示されていると考えられます。

今一度、武士道協会の理想と初心に立ち返り、そして、武士道の心法を学び合い、啓蒙し合い、世界平和実現に寄与するという大旗を共に振り、コロナと共に生きるのではなく、コロナを突き抜けて、新しい日本と世界を経綸するために、心を奮い立たせて、活動しようではありませんか。集え、武士道の有志達。待っています。


組織概要

武士道協会は、日本独自の伝統・により育まれてきた高潔な志を持つ人づくりを目的とした啓蒙活動を行う特定非営利法人団体です。

名称 : 特定非営利活動法人 武士道協会
設立 : 平成19年12月14日
発会式:平成20年1月31日
MAIL : info@bushido.or.jp

【事務局(東京)】
住所 : 〒101-0062東京都千代田区神田駿河台2-5 村田ビル8階
TEL : 03-5217-5050 
FAX : 03-5217-5040(武士道協会宛と明記下さい)

【本部(京都)】
住所 :京都府京都市上京区中立売通智恵光院東入 東山堂内

役員一覧

会長 千 玄室 茶道裏千家前家元15代汎叟宗室
ユネスコ親善大使
理事長 藤谷 護人 弁護士・ システム監査技術者・公認システム監査人・ 東京地方裁判所非常勤裁判官(〜2008年9月)
副理事長 江口 克彦 参議院議員
元PHP研究所代表取締役社長
榎木 孝明 俳優・画家
立山 雄二 五光設計株式会社代表取締役社長
本多 百代 株式会社八光取締役会長
武士道協会事務局長兼任
山谷 えり子 参議院議員
専務理事 木村 隆彦 武具・東山堂代表取締役社長
常務理事 尾賀 康裕 尾賀亀代表取締役社長、滋賀経済同友会代表幹事、滋賀県納税会会長
山田 義富 紀南開発代表取締役社長
雪下 伸明 弁護士
武士道協会本部事務局次長兼務
理事 青山 誠 武士道協会本部広報部長・川俣組常務取締役
岩野 伸哉 全日本教職員連盟委員長
宇都 隆史 参議院議員・松下政経塾卒業
影山 幸雄 埼玉県立がんセンター泌尿器科部長
門川 大作 京都市長
川端 五兵衞 元近江八幡市長、ダイゴ会長
亀井 三二 武士道協会全国地区総本部長
川路 妙 ギリシャローマ美術館理事長
菊池 三郎 原子力研究バックエンド推進センター理事長
栗田 幸雄 前滋賀県知事、福井県国際交流協会会長
菅原 裕典 清月記代表取締役社長
JETOみやぎ代表
田中 成明 国際マンダラ協会会長
米国大日寺住職
永田 壮士 株式会社大地測量調査設計代表取締役社長
馬淵 直樹 日吉大社宮司
安岡 正泰 安岡正篤記念館 教学研修所理事長
監事 藤谷 護人 エルティ法律事務所代表弁護士
中央大学法科大学院講師
三澤 卓也 三澤会計事務所代表
公認会計士・税理士
顧問 奥田 幹生 元文部大臣
川端 達夫 元総務大臣、元文部科学大臣
佐藤 亮子 りょうぎ代表 鑑定士
石  平 評論家、拓殖大学客員教授
マンリオ・カデロ 特命全権大使
外交団長
サンマリノ共和国大使館
三浦 一志 DCS会長
特別顧問 植田 宏和 元全日本教職員連盟委員長(初代協会理事)
小野 晋也 元衆議院議員 OAKTree主宰
河野 達信 元全日本教職員連盟委員長(第3代目協会理事)
鍵山 秀三郎 イエローハット相談役
日本を美しくする会相談役
北澤 俊和 ナジック学生情報センター代表
草原 克豪 元拓殖大学副学長、元生涯学習局局長
久保井 規文 元全日本教職員連盟委員長(第2代目協会理事)
西尾 晴夫 元PHP研究所役員
西大條 文一 イタリア大使館嘱託医
同仁斎クリニック院長
村上 和雄 筑波大学名誉教授
矢作 幸雄 元筑波山神社権宮司
元茨城県教戒師
渡部 昇一 上智大学名誉教授
常任幹事長 廣森 日出夫 パイ研究会代表取締役社長
常任副幹事長 窪田 幸郎 株式会社幸創代表取締役社長
中山 俊明 武士道協会福岡県支部会計
常任幹事 飯田 浩平 武士道協会首都圏地区本部
岩瀬 貴洋 武士道協会首都圏地区本部
西田 紀雄 西田硝子株式会社会長
本山 憲一 シルバー企画愛(ちか)代表
横田 隆典 ディスカヴァリー代表
アブドラシティ・アブドラティフ モラロジー研究所
参与
石田 道夫 角林商事社長
糸賀 睦夫 至誠会会長
内田 力 株式会社コロナ代表取締役社長
岡村 吾郎 岡村産婦人科院長
坂本 登 郷士坂本家9代目
坂本龍馬末裔
沢 丞 川崎幸病院副院長・内科部長
篠浦 伸禎 都立駒込病院脳神経外科部長
高岡 修一 浅草今半会長
高橋 判明 映画監督
立山 良一 真設計事務所所長
中野 重宏 ホテルサンルート奈良社長
長堀 優 育生会横浜病院院長
橋本 紹尚 柳生芳徳寺住職
橋本 秀孝 元筑波大学客員教授
城南開発工業社長
張馬 利行 全国高等学校教頭副校長会役員
春木 伸哉 弊立神宮宮司
馬場 甚史郎 馬場製菓社長
風月堂社長
平井 正規 医療法人鴻池会専務理事
平田 富峰 日本協会会長、宮本武蔵末裔17代、明治神宮至誠館剣道師範
松田 次泰 無鑑査刀匠
山口 達也 CANPS代表取締役社長
渡邉 一雄 有限会社渡邉新聞店代表取締役社長
事務局員 外崎 留理子 武士道協会本部事務局員

(平成28年1月11日現在 役職・五十音順)

武士道協会を支援応援してくださっている法人

特別協賛委員一覧

【特別協賛委員について】


特別協賛委員制度が平成22年に設けられてから本年で5年が経ちました。そこで、協会の活動に新しい風を入れ、常任幹事会が設立され、活発に活動しております。
そこで、今後は特別協賛委員の掲載を廃止いたします。関係者各位のご協力に感謝申し上げます。