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従来ノ旧習ヲ改メ、政権ヲ朝廷ニ帰(返)シ奉ル

徳川慶喜

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 坂本竜馬が後藤象二郎に「船中八策」を示したのは、慶応三(一八六七)年の六月九日のことだ。
 受け取った後藤象二郎は走り回った。まず、主人の山内容堂を説得した。容堂も、最近は薩摩藩や長州藩に押し捲られて自分の出場がない。ということは土佐藩の活躍の場がない。乗った。そこで容堂の建白として、幕府の大目付永井尚志のもとに提出された。
 永井はもともと大政奉還論者だ。いまの幕府ではどうにもならないと思っていた。しかし幕府を見限ったわけではない。一旦政権を返上した後に、朝廷が長年政権から離れていたために実務が執れず、おそらくもう一度慶喜のところに、しばらくの間政務を執ってほしいといってくるだろうと踏んでいた。そこでこの論法で慶喜を説いた。
 慶応三年十月十三日、慶喜は在洛の大名や幕臣を全部二条城に集めた。そして「大政を奉還する」と告げた。大名たちは驚いたが、しかしあえて反対する者もなかった。
 実をいえば大名たちも疲れ果てていた。それは主に財政上の理由だ。大名家(藩)は今とちがって十割自治だから、すべての費用を自ら調達しなければならない。そのために不足分を補うために「藩札」を出した。しかしその藩札が濫発状況にあったので、いずれの大名家も財政難に苦しんでいた。
 とくに肝心要の中央政府である徳川幕府が混乱に混乱を極めているので、つかまるべきところがなくなってしまった。ほとんど投げ出したいような気持ちを持っていた。
 したがって、将軍の大政奉還はごく冷ややかに受け止められた。それは「将軍が政権を返上したのであって、われわれ大名には関わりがない。中央政府の形式が変わっても藩は大丈夫だろう」というような安易な気持があったからである。それほど中央政権と地方自治体との距離が広がっていた。
 そして将軍も幕府も、そういう大名たちを太い絆でつなぎとめることはもうできなかったのである。

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お悔やみの言葉


この度の西日本豪雨災害により、多くの方々が未曾有の被害に遭い、哀しみと苦しみの最中と察して余りあることと存じます。

犠牲になられた方々、そして、ご遺族の方々へ、御冥福をお祈りすると共に深く哀悼の意を表します。また、被災された方々に、心よりお見舞い申しあげます。

今もなお、自衛隊、消防隊をはじめとする救援活動に御尽力なさっている皆様、自治体やボランティアの皆様、安全に充分御留意なされて、一刻も早く、一人でも多くの被災者の方を助けて頂けますよう、御無事で安全に活動ができますようにお祈りいたしております。
そして、未だ取り残されたままの方々の御無事をひたすら祈っております。


特定非営利活動法人武士道協会
副理事長兼事務局長
本多百代

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